アニメパワー

私はあまりアニメには詳しくありません。しかし日本が世界の中でどのような貢献が出来るかということに関心がある私は、アニメが日本の現代文化の一つとして世界中で楽しまれていることに大いな喜びを感じています。

ロサンゼルスのダウンタウンにある現代美術館で村上隆という日本人アーティストの作品展が開催されていると知り、訪ねてみました。この美術館はMOCAという名前で、いくつか建物がありますが、その中の一つであるThe Geffen Contemporary at MOCAで開催されています。

1962年生まれの村上さんはカイカイキキというグループの主宰者で、その世界では良く知られた人のようです。英文の解説書には1993年にTokyo National University of Fine Arts and Musicで博士号取得とありました。日本画を基礎にアニメの世界を広げているということです。

美術館に向かう人の波がありました。若い人が多かったですが、芸術家風の中高年の人も少なくありませんでした。会場に入ると家族連れの姿もありました。子供たちが目を輝かせて壁に飾られた絵や会場の中心に置かれた像などを眺めていました。90点位の作品が展示されていました。

色彩溢れた、そして楽しい絵柄が多いでした。ドラミッチャンに似たような可愛い絵もありました。深みはないが、全体的に明るく、軽快感がありました。たかがアニメ、されどアニメ、アニメがここまで多くの人々に愛されている現状を眼のあたりにし、あらためてアニメパワーを実感しました。(終わり)

[鶴亀 彰]

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