レビュー

皆さまからいただいた本の感想の一部をご紹介します。

お父上やお家族を思う心情が伝わり、感動を持って読ませて頂きました。

立派な御本を読ませて頂きました。

大変な御努力、探究心によって完成されたご労作です。
友情、笑い、涙ありそのうえ恩讐を超えた国際交流まであり、お父上やお家族を思う心情が伝わり、感動を持って読ませて頂きました。

私は近現代史に興味があり、第二次大戦の本も愛読しております。
特に海軍には好感を持ち、先週、3冊の本を求め読了しました。
「敵兵を救助せよ!」、「神風特攻隊員になった日系二世」、それに貴方の「日英蘭奇跡の出会い」です。
貴方の加州通信を南日本新聞紙上で読ませて頂いた事もあります。

私は昭和7年生の開業医です。私の家内と子供、孫はLAに居ます。家内は今夏の二世WEEKの音頭の振り付けをしています。引退の身でしたが、師匠方がご高齢になったこともあり、仕方なく出ることになったようです。そのうちお目にかかれたらと思います。

ご健勝を祈ります。

鹿児島県 I.M

人間の良質な善意、友愛、寛容さを改めて認識させてくれます

先ほど、完読いたしました。
頭が冴えちゃって眠れそうもありません。
本の厚さを見て、読むのが大変そうと思ったのですが、一気読みでした。
えっー、次どうなるのー、の連続で、ノンストップです。

何か大きなチカラに導かれているような本です。
人間の良質な善意、友愛、寛容さを改めて認識させてくれます。

私の母の兄は、伊号第30潜水艦に乗ってドイツに行って、
帰りのシンガポール沖で英海軍の敷設した機雷で沈没し、
その際は日本軍に救助されました。
この辺の話は、吉村昭の「深海の使者」という本に書かれています。
文芸春秋の文庫本で今も版を重ねています。

この伯父はその後、サイパン沖で米海軍の爆撃機の攻撃を受け、
伊号第184潜水艦とともに海に沈んでいます。

母の姉のご主人も、立川の航空隊にいて
ニューギニアで戦死したそうです。

母の父も海軍で戦死、伊号30号の兄も戦死、姉のご主人も戦死で、
愛する家族を失った祖母の悲しみははかりしれないです。

叔父は潜水艦でドイツにたつ前、母に言ったそうです。
「竜宮城の乙姫様と結婚するから」と・・・。
27歳で戦死です。泣けてきちゃいますね。

という感じで、私はこの本を読んで、親族の人生を
改めて両親にヒアリングして調べました。

この本を読んだら、私みたいに
調べ始める人がいっぱい出てくると思いますし、
平和の尊さ、非戦の思いを、今まで以上に感じるはずです。

単なる戦争の悲惨さを訴えるものではなく、
人間の善意の繋がり、尊さ、本当に大切なものを
次世代に伝える物語だと思います。
ぜひ多くの人に読んで頂きたいです。

東京都 Y.Y