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7月17日発売の「海に眠る父を求めて 日英蘭奇跡の出会い」(学習研究社刊)及び著者・鶴亀彰に関する最新情報を紹介するサイトです。
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著者の挨拶
2003年春、62歳になった私は、56歳の妻と一緒に世界一周旅行に出かけました。101日間で、太平洋の島々や日本、中国、マレーシア、パキスタン、アラブ首長国、トルコ、ブルガリア、ルーマニア、ロシア、オランダを訪れる予定でした。ところがその旅は北京で巻き込まれたSARS騒ぎのために中断され、46日目にすごすごとロサンゼルスに舞い戻る羽目になりました。
しかし、そのことが、あるひょんなご縁と出来事から、父を求める旅につながりました。私が3歳のときに、潜水艦の機関長として南の海で戦死した父と乗っていた潜水艦を探す旅です。その旅は実に不思議な出会いの連続となりました。父の潜水艦が沈めたオランダの潜水艦の乗組員遺族と出会いました。父の戦友たちの遺族と出会いました。父の仇であるイギリス潜水艦の艦長と出会いました。
父を求める旅は2004年、2005年、2006年と続きました。実は2007年の現在も続いています。太平洋戦争で海の隠密として極限かつ熾烈な殺し合いをした日英蘭三隻の潜水艦ですが、97歳のイギリス潜水艦艦長と、2代目、3代目の家族たちは、恩讐を越えて、思いやりにあふれた交流を続けています。奇跡にも近い、不思議な関係が生まれています。
この世の中は私たちが思う以上に、不思議で、豊かで、面白い場所なのではないかと、私と妻は感じています。忙しく流れる日々の中で、ちょっと耳を澄まし、揺れる緑の木々のそよぎを見れば、そこに、この世にはいないはずの愛する者たちの存在が感じられるかもしれません。光となって、風となって、あなたを守っているのかもしれません。これはそのように感じるようになった私たちの日記です。