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オランダ平和と友情の梨の木前にて…

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▲ オランダ海軍士官学校敷地内に植樹されている日英蘭潜水艦家族平和と友情の梨の木の前にて。日本側の皆さんと一緒に写っているのはカチャ・ブーンストラとヘンリー・ベサンソンさん(K-17の艦長さんの息子さん)です

 こちらでもお知らせしたとおり、7月17日木曜日、欧州訪問途中の海上自衛隊の練習艦隊がオランダのアムステルダムに寄航致しました。鶴亀さんの父を求める旅を大いに助けてくださった左近允 尚敏さま経由で、海上自衛隊練習艦隊司令官の井上 力さまから、その時の写真が届きました。
 2008年7月19日土曜日、デンヘルダー市のオランダ海軍士官学校を訪問した井上さまたちに、鶴亀さんの父の乗艦する「伊166」に撃沈されたオランダ海軍潜水艦「K-16」の機関長の娘さんであるカチャ・ブーンストラさんが、メモリアルツリー(日英蘭潜水艦家族平和と友情の梨の木)の説明をなされました。このメモリアルツリーは、2006年7月に、鶴亀さんとキング艦長、カチャさんら三か国三家族三世代が平和への思いを込めて植樹した木です(このときの様子は次巻掲載予定です)。

 井上さまによると「昼食をはさんで、親しく懇談する機会を得ましたが、日本から遠く離れたオランダの地で、祖国のために命を捧げられた方々を称え、今日では日蘭英の友情として、将来にわたり顕彰を続けていこうという気概に接し、軍艦で勤務している者にとって、感激せずにはいられませんでした」とのこと。
 その後、練習艦隊はオランダでの諸行事を滞りなく終え、7月20日日曜日にアムステルダムを出港、現在は残り2か月の遠洋練習航海に励んでいるそうです。

 鶴亀さんをはじめとする方々の思いが国や世代を超え、こうしたさまざまな形で伝わっていっていることが知れて、編集に携わった学研もうれしく思っております。
 井上さま、左近允さま、あらためましてお知らせありがとうございました。

[学研スタッフ]

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平成二十年度「伊166」慰霊祭

東山海軍墓地にある「佐世保鎮守府潜水艦合同慰霊碑」。中央は献花台です
 2008年7月17日正午、今年も伊166乗組員の慰霊祭が長崎県の佐世保旧海軍墓地(旧海軍墓地・東公園)にて執り行われました。2004年に初めての慰霊祭が行われて以来、マラッカ海峡での海上慰霊祭を含めると、5回目の開催になります。
司会を務められた若宮利夫さんのお話に耳を傾ける遺族会の皆さん
 今年の慰霊祭にも、初めてのご参加となる遺族の方を含め、東京や鹿児島県大島郡和泊町から30名ほどが集まり、64年前のこの日に海に沈んだご家族や縁者の方々を偲ばれたそうです。
 また、先月(2008年6月)には長崎県出身の乗組員のご遺族が新たに判明したそうです。これで現在、全乗組員88名のうち、59名のご遺族が判明したことになります。残り29名の乗組員のご遺族が未だに判明しておりません。
 鶴亀さんによると、「伊166遺族会の吉原ゑみ子さんが、東山海軍墓地の事務所の方から入手した戦死当時の住所を直接訪ね歩き、いろいろ聞き合わせながら探し出して呉れました。彼女の努力にも心から感謝しています。残りの29名の戦死者のためにも、何とかご遺族を探し続けたいと思っています」とのこと。
 吉原さんからメールをいただきました。

『思えば、2004年7月17日に、
鶴亀さんとともに、判明したご遺族に呼びかけて、
初めての慰霊祭を行うことが出来てから、
今年で5回目の慰霊祭です。
4年前には、慰霊祭が毎年続くとは思ってもいませんでした。
ましてや、海上慰霊祭など、つゆ思いもいたしませんでした。
 昨年、「海に眠る父を求めて~日英蘭 奇跡の出会い」を
ご遺族の方々にお送りさせていただきましたが、
それを読まれて初めて、鶴亀さんのご活躍に
感動された方々が多かったのも事実です。
 私達は今もご遺族を探し続けておりますので、
これからもどうぞよろしくお願い致します。』

祭壇の前にはそれぞれの思い出の品が供えられています
▲祭壇の前にはそれぞれの思い出の品が供えられています

  伊166乗組員の方々をお偲び致しますととともに、残り29名のご遺族の方々にもせめて命日などお伝えできるよう、我々編集部も期待しています。

写真ご提供:吉原正剛さん

※よろしければ 昨年の記事もご参照ください>>こちら

[学研スタッフ]

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